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上野樹里さんのファンである「え む」さんがmixiに書いた日記形式の回想を、許可を得て転載してます。http://mixi.jp/show_profile.pl?id=5805727
上野樹里さんのファンである「え む」さんがmixiに書いた日記形式の回想を、許可を得て転載してます。http://mixi.jp/show_profile.pl?id=5805727

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雑誌83「いろいろな色に染まりたい・・」 2008年06月09日

「ピクトアップ」2008年4月号。
上野樹里さんの写真3ページとインタビュー記事1ページ。
写真はどれもとてもナチュラルで、全然力が入ってなくて、ホワーっと柔らかで穏やかな感じがしてすごくイイな。

<記事より抜粋>

「俺たちは何のために走るんやろな!」
「何のために生きるんやろな!」
・・・・
上野樹里の中に、これらのフレーズが、今でも残っているという。
「自分も『何のためにお芝居をしたり、何のために生きてるんだろう?』って考えました。どんなに頑張ったって、作品を観ない人は観ないのに、『なんでこんなに熱くなって作品を作ってるんだろう?』とも。それに対する正解はよくわからないけど、生きてる間は一生懸命生きたいじゃないですか。身体も元気だし。それに、周りに仲間もいるなら、みんなのために頑張りたい。ひとがもつ愛情とか心の温かさ、絆も感じたい。そういうものを形にして残したい。私は勝手にだけど、そう思ってやってます。『奈緒子』は、それを<駅伝>や<走る>ことに置き換えて、伝えている気がします」
21歳にして、仕事に対する<意欲の所在>をすでにつかみつつあることに驚いた。きっと、常々こういうことを考えてきたに違いない。
「いえ、もっとぼんやり考えてました。奈緒子という役に向き合って、そういう<問題>が目の前にさらされて、役の心情が重なって、初めてはっきり意識した感じです」
・・・・
・・・・
「ひとりの人間として、強く生きていこうと思ったし、その大事さを作品から教えてもらった」
・・・・
「・・・・雄介たちを応援する奈緒子を演じているうちに思ったんです。私もみんながいい方向に進めるよう、自分にできることがあるならしたいって。それは、仕事の上でも、ふだんの生活でも変わらずに」
・・・・
「映画の現場は一年ぶりだったし、やっぱり映画が好きなので、意欲が高まってました。奈緒子はセリフが少ないことからもわかるように、想いを内に秘めている子。そういう人物を演じることがすごく新鮮だったし、楽しみでした。そもそも、シリアスな絆を描いた作品で、こういう役を自分がやらせてもらえると思っていなかったんです。『上野樹里はコメディの女優だから、もっとイメージのついていない新人とかのほうがいいんじゃない?』っていう選択をされてもおかしくない。それなのに、奈緒子役に選んでもらえたわけだから、その期待に応えたかったんです」
・・・・
「『スウィングガールズ』の後、コミカルな役のオファーをたくさんいただきました。すごく嬉しかったんですけど、役や作品を大切にしたいと思えば思うほど、カラ回ってしまった。1年に5本の映画に出演したこともあったけれど、それをこなせるほど自分に実力はないんだな、とよくわかりました。お芝居って、そんなに簡単に入り込めるものじゃないと思うんです。映画が好きだからこそ、年に1本でじゅうぶんありがたいですし、現場にいることを当たり前にしたくない。・・・・私はこれからも、こういう風に『新鮮だな』と思える役をやらせていただけたら幸いです」
「『奈緒子』のすぐ後に撮った『グーグー』でも---」
と、ここで上野は、犬童一心監督の『グーグーだって猫である』(08年秋公開)について、楽しそうに話し出す。
「奈緒子とはまた全然違う役で、女子高生に向かって『おめーらちゃんと生きてんのかよっ!」とか言っちゃう活発な子です(笑)。犬童さんが、『ジョゼと虎と魚たち』とはまたタイプの違う役で私を呼んでくれたことがうれしかったから、余計に<違う自分>を見せたい、犬童さんを楽しませたい、と想いながら演じました。小泉今日子さんが演じる主人公を観客に伝える役だから、そこもきちんとやりたいと思ったし。2ヶ月かけたので、共演した森三中さんともすごく仲良くなれて<森四中>って言われるまでになりました(笑)。最近は、自分でも、殻を破れてきてる気がします。2本の作品が立て続けだったわりに、集中してできたし、今までの自分とは違う部分を見せられたと思います。これからも、『コメディしかやりません』なんてことは絶対ないし、汚れ役とか、ヤンキーとか、ダメ人間と自覚しながら生きてるダメ人間とか、いろいろな色に染まりたい。ヘタに作り込まず、自分に嘘をつかず、丁寧に向き合って、フィルムの前に立ちたいです」
・・・・




゛1年に5本の映画に出演・・゛というのは、5本が公開された2006年のことを言っておられるのだと思う。
樹里さんにとって20歳になられた筋目の年であり、『のだめカンタービレ』で連ドラ初主演もあり大活躍だったことに対して、2007年2月に「エランドール賞新人賞」も受賞された年だった。
ファンから見れば、樹里さんは十分にそれぞれの役をこなしておられたし、また十分に実力も伴っていると感じるのだけれど、樹里さんご自身は、
゛それをこなせるほど自分に実力はないんだな、とよくわかりました゛
と話しておられる。

゛役や作品を大切にしたいと思えば思うほど、カラ回ってしまった゛
゛お芝居って、そんなに簡単に入り込めるものじゃないと思う゛
゛現場にいることを当たり前にしたくない゛
そう語られるのは、きっと、ひとつひとつの作品と役を大切に、常に新鮮に、という想いがあるからなんだろうか・・
その想いが、
゛いろいろな色に染まりたい。ヘタに作り込まず、自分に嘘をつかず、丁寧に向き合って、フィルムの前に立ちたい゛
という想いにつながっているんだろうか・・


映画ではなくドラマだけれど、3月から、そういう想いを持って取り組んでこられた『ラスト・フレンズ』の、今までの上野樹里さんとはまた違う゛新鮮な役゛である「瑠可」・・
樹里さんが「奈緒子」を演じることを通して感じられた
゛ひとりの人間として、強く生きていこう゛
という想いが、その「瑠可」から、ヒシヒシと伝わってくる。

それぞれに深い悩みを抱え、大きな困難に直面し、ぶつかり合いすれ違いながらもお互いに関わり合っていく中で、若者たちがどう考え行動しそれぞれの道を進んでいくのか・・
『ラスト・フレンズ』は、そこを描こうとしているドラマなんだと思う。
問題を解決させる、ということに主眼が置かれているのではなく、そこに至るまでの試行錯誤する姿こそが、描きたいことなんじゃないかなと思う。
ドラマに込められた様々なメッセージから、感じること汲み取れることが、いろいろたくさんあるように思う。

゛生きてる間は一生懸命生きたいじゃないですか・・゛
私も、もう若くはないけれど、そう思って生きたいな・・



映画『奈緒子』・・
もし、春休みとか、今から公開とかだったら、もっともっと多くの人が映画館に足を運べたかも知れないのになって思う。
「瑠可」で樹里さんに興味を持った人、また『ごくせん』(私は見てないけど・・ごめんなさい)で三浦くんに興味を持った人も多いだろうし・・
2月16日公開って、ちょっともったいなかったような・・
特に、雄介役の三浦春馬くんのファンは、きっと中高生が多いと思うから、受験シーズン真っ最中、受験生でなくても3月始めに学年末テストが控えてる時期にはなかなか・・
親に「試験前でしょ!」って言われたり・・(私ならきっと言いそう・・)
うちも子どもの中学受験だったけど、関西は中学入試開始日が1月19日で、なんとか一回で合格できたから子どもも一緒に梅田の舞台挨拶にも行けてよかったけど、もしダメでB日程C日程と受けてたら、とても映画どころではなかったし・・
樹里さんのファンサイトでも、熱心な常連のファンのかたが、お子さんが大学受験でたいへんなので今回は映画館で見るのを諦める、と書いておられた・・
それから、マラソンや駅伝のシーズン真っ最中でもあるから、陸上ファンの人たちは、リアルな大会の中継をテレビで見て堪能して、それで十分満足して、かえって映画館まで行こうという気にはならなかったかも知れないし・・
でも、逆に2月だったから、樹里さんも三浦くんもドラマ撮影に入る前でキャンペーンでいっぱいテレビにも出てくださったし、関西にも舞台挨拶に来てくださったのだけれど・・
うーん・・なかなか難しいところだなぁ・・

7月11日にDVDが出たら、樹里さんの「奈緒子」への想いを感じながら、またじっくりと観てみたいな。


『ラスト・フレンズ』、いよいよ大詰め・・
撮影も、あともう少しで終わるのだろうか・・?

゛いろいろな色に染まりたい゛と言われる樹里さん。
しばらくゆっくり休んでいただきたいと思うけれど、そのあと、今度はどんな゛色゛に染まられるのかな?
私も次は映画だといいなって思う。
大作でなくても、山椒は小粒でもピリリ!?的な、良品に出演してくださったら嬉しいな!

9月公開の『グーグー・・』の、活発な子だと樹里さんが言われるナオミ役が、とっても楽しみだ!
゛おめーらちゃんと生きてんのかよっ!゛って、あのフワフワ頭!?で言うんだぁ(笑)

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雑誌82「私の本能、100%以上でこたえたい・・」 2008年06月02日

「SAVVY」2008年4月号
『奈緒子』に関する上野樹里さんの記事。
見開き2ページで右ページが記事、左ページが写真。
左ページは上下2分割して、樹里さんの眼が強調されたアップの顔写真が掲載されている。
レイアウトも斬新でとても印象的。

<記事より抜粋>

・・・・
「走るって何も考える間がない、とにかく走れって感じで、やりとげた後に自信が生まれる」
「今はもう走るのが大変ですけど、鍛えてたころは走るのが楽しくて。走ってる時は、格好なんて構えられないし、無駄なことを考える間もない。とにかく走るしかなくて、やり終えた時に自信が生まれてくる。しんどくても続けることで、みんなと絆が結ばれて、自分も信じられるようにもなって--、どんどん毎日が楽しくなっていくんです」
・・・・
「いろんな落とし物をしながら、次々と手を出して走るよりも、役者だけでずっとやりたい」
「十代のころは、いろんなことに挑戦したくなるけど、失敗してみないと、本当に自分に合うものってわからない。一つのことに没頭すれば、必ず見えてくるものがあるから。いろんなことに手を出すよりも、役者の仕事でずっとやりたいんです」
・・・・
「陸上は生きることすべてにたとえられると思う」
「どんなことがあっても、前に進むしかないから、いやなことも生きる力にしたい」
「陸上と同じで、仕事も人生も、前に進むしかないから。落ち込むことがあっても自分を否定するより、そういう自分があったから今が築けてるんだ、次はそうならないようにできるはずだって信じて。いやなことも生きる力にして前に進んでいきたい」
・・・・
「役者として要求されたことにこたえるのが私の本能、100%以上でこたえたいから」
「おもしろいものを作りたいって思ってる人がいたら絶対やりましょう!って思う。だってその想いがあるから、映画の世界は生きて輝いてる。大きな夢ですけど、死ぬまでにできれば一本、映画を撮りたいんです。こうして映画をやってるんだから、いつかは自分から発信できるようになれたらって」
・・・・




樹里さんの言葉の数々には、圧倒的といってもいいくらいに説得力がある。
上辺だけの言葉ではないからだと思う。
樹里さんの内部から勢いよく溢れ出した想いが、ダイナミックに! ダイレクトに! 伝わってくるようだ。
左ページの写真の、樹里さんの瞳のキラキラした輝きに、その想いが映し出されているかのよう・・


雄介を追って、雄介を思って、ただ没頭して走る奈緒子・・
「雄介、勝てぇ!」
仲間にタスキをつないでいくことが絆になる・・
つらい過去を乗り越えた奈緒子と雄介との間に、確かな絆が結ばれた。


『ラスト・フレンズ』8話・・公園での瑠可とタケルのシーン・・
ふたりの、それぞれの心の奥深くでくすぶっていた想いが、勢いよく溢れ出した・・

゛・・格好なんて構えられないし、無駄なことを考える間もない。とにかく走るしか・・゛

タケルは全力で走った・・瑠可のもとへ・・

゛・・絆が結ばれて、自分も信じられるようにもなって・・゛

タケルから溢れ出た言葉と、瑠可から溢れ出た涙は、ふたりの絆となり、ふたりの自分自身への信頼の回帰となった・・

゛いやなことも生きる力にして前に進んでいきたい゛

『ラスト・フレンズ』
苦悩して、不器用にもがいて、でも、懸命に生きていこうとする若者たちの姿に心打たれる・・
そして、100%以上こたえたい、という熱い想いを持って、全力で瑠可に命を吹き込んでおられる上野樹里さんに、心打たれる・・




<本文記事欄外の、樹里さん語録集>

壱岐島ののどかな風景とおばあちゃん
撮影地の壱岐島は自然に囲まれたコンビニもない、のどかな島。「通っていた銭湯(!)のおばさんが、実はホテルの隣の家の方で、お話するように。本当にのどかで和みました」

例えば--鯖寿司
関西に帰省するたびに感じるのが、ごはんのおいしさ。「東京の鯖寿司は身がぺらぺら。地元・加古川では、スーパーで販売していものでも身が驚くほど分厚い」

死ぬまでに絶対訪れた方がいい場所
数日前に訪れていたアフリカにいたく感動した樹里さん。一番の気分転換は自然を感じる場所を訪れること。「集まる人も癒されに来てるからナチュラルで心が楽になる」



樹里さんは『チルソクの夏』の撮影のときにも、メインキャスト4人で、映画の中に出てきた銭湯に実際に行かれたことがあるそうだけれど・・
壱岐島でも銭湯に!? なんて庶民的な女優さんなの!(笑)
(「メントレG」のステーキは、とっても高級だった!)


雑誌81「スターになりたいわけではない・・」 2008年05月27日

「週刊文春」2008年2月28日号。
゛原色美女図鑑゛上野樹里さんのグラビア5ページと記事。

<記事より抜粋>

「これって、リアルではないですよね」。用意された衣装、施されたメイクアップ、作られた設定での撮影中に、彼女がふと呟いた。その理由を撮影後に尋ねてみた。
「じつはアフリカの大自然ロケから帰ってきたばかりで。現地のチーターやライオンには゛決め顔゛が必要ないんです。もとから゛決まって゛いるから。今日も撮影中に、そんなことを考えてしまったんです」
圧倒的な大自然を前に、女優という仕事の意味すら霞んでしまいそうだったという。
「それでも私は、見ている人にパワーや共感を与える女優でいたい。私自身、スターになりたいわけではないし、美しさを磨くタイプでもない。普通の生活感覚を大事にして演じたいんです。自分にとって高価過ぎるものを買わないなど、普段から気をつけています」
・・・・
「(『奈緒子』は)単なるスポ根ものとは違って、゛生きる゛ことを゛走る゛ことにたとえた映画。走らないと出てこない汗、苦しさ、表情がにじみ出ています。女優という仕事も、どうせ走るんだったら、楽しく走りたいですね」
・・・・



その「リアルではない」写真たち! には、かなり意味深な!?雰囲気が漂っている・・
原色の衣装、濃いメイク、わけありげなシチュエーション・・
樹里さんが、名のない役を演じておられるところを、撮影した写真、あるいは、名のない映画かドラマの、いくつかのシーンを静止したかのよう・・

ドキュメンタリー番組『アース・オデッセイ』のアフリカ・タンザニアでのロケから帰ってきたばかり、と言われている。
動物たちには「決め顔が必要ない」っていう表現が、おもしろいな・・
自然が決めたとおり、ありのまんま、そのまんま、その姿が輝いている・・
決め顔を作る必要なんてない・・

雲の上にいるような遠い存在として燦然と輝き、憧れと賞賛の的となる「スター」ではなく、
「普通の生活感覚を大事にして演じた」役を通して、
「見ている人にパワーや共感を与える女優でいたい」
そう語られる樹里さん・・

注目されたいとか、人気者になりたいとか、名声を得たいとか、そういうことで女優をやっておられるわけではない・・そんなことは、樹里さんの眼中にはまったくないんだと思う。
だから、18歳のとき『SG』で3つの映画新人賞を受賞され、パッと人気が出て一躍注目を浴びられたときにも、「人気がどうこうということよりも、ひとつひとつの仕事を悔いの残らないように・・」と言われていた。
爆発的と言っても過言ではないと思う、今の「瑠可」人気の只中でも、もちろん、その樹里さんのスタンスが、変わることはないと思う。
地に足をつけて、普通の生活感覚を大事にして、いいお仕事をしていこう・・
そういう樹里さんの姿勢こそが、樹里さんを、スターとしてではなく女優として、゛あたたかく゛輝かせているんだと思うし、だから、樹里さんが演じられるどの人物にも、こういう人、どこかに本当にいるかも知れないな・・と思わせる親しみやすさと、リアルな存在感があるんだと思う。

ずっと前、日記の雑誌2に書いた「Invitation」2004年4月号の記事を思い出した。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=592823321&owner_id=5805727

そこには、こう書かれていた。

<記事より抜粋>

゛・・・・表現する者としての充実感、あるいは、いい作品への参加、といった「名より実」「結果より過程」に幸福の着地点を求めている・・・・゛


雑誌80「運命なのかもしれない・・」 2008年05月25日

「ビッグコミックスピリッツ」2008年2月25日号。
上野樹里さんの表紙と巻頭グラビア+記事が8ページ、巻末には『奈緒子』原作作画の中原裕氏と樹里さん三浦春馬くんの鼎談が3ページ。
きっと、『奈緒子』公開時点で樹里さんファンだったかたの多くが購入された雑誌だと思う。
私は中身の漫画は不必要だから、表紙と巻頭巻末のみ保存・・
写真の樹里さんは「奈緒子」のイメージそのままに、清楚でシンプル、そして、やわらかさの中に芯がある、そんな雰囲気が漂っている・・

<記事より抜粋>

「私が篠宮奈緒子を演じたのは、運命なのかもしれない」
撮影中、何度も思いました。
・・・・
役柄と自分の距離感は、今まで演じたどの役よりも近かったかもしれません。
印象に残っているのは、鶴瓶さん演じる西浦監督が、
「一体何のために人は走るんやろな」って、ポツリ言うシーン。
走るってすごくつらい。ましてや奈緒子みたいに、自分の代わりに誰かが命を落とすなんて経験したら、耐えられないくらいのつらさだと思うんです。
でも自分は生きてるんだから、周りからどんな目で見られても精一杯生きていく彼女は本当に強いと思う。
私自身も母親を亡くしたから分かるんですが、生きている人は「生きる」っていうつらいことを選択するしかない。
そこでいつまでも気持ちを引きずっても仕方がない。
だから、生きる以上、私もそうだし、みんな走り続けなきゃいけないと思うんです。
原作の奈緒子は、凛とした意思の強そうな顔立ちだし、可愛くて、キラキラしてる。
一方で私が演じた奈緒子は、ヒョロヒョロしていて頼りないし、美形じゃない。
でもそんなコが最後まで頑張ってるっていうほうが、女性にも身近に感じてもらえるんじゃないか、みんながもっと頑張ろうって思ってくれるんじゃないか、と思っています。
・・・・
ドキドキするようなラブストーリーではないけれど、シンプルに大事なことを描いたもの。
心に溝ができてる方も、きっと強く、前向きになれると思います。




樹里さんは十分すぎるほど美形ですって!
樹里さんが、今まで演じたどの役よりも自分との距離感が近かったかもしれない、と言われる「奈緒子」・・
生きるということの意味を、真摯に語りかけている・・

巻末ページでは、中原さんから樹里さんと春馬くんに、「奈緒子と雄介」の絵が描かれた色紙がプレゼントされている。
樹里さんは「金田一少年の事件簿」のときにも、樹里さんの「美雪」の絵が描かれた色紙を原作者からもらわれているし、樹里さんの「のだめ」の絵も、原作者の二ノ宮さんに描いてもらわれている。
そういうことも、きっととても嬉しいことなんだろうな!



今日は、上野樹里さんの22歳のお誕生日!!!
きっと『ラスト・フレンズ』の現場で、お祝いしてもらわれるのかな?
これまでのお誕生日を振り返ってみると・・

[16歳]・・上京されて初めてのお誕生日、6月の『チルソクの夏』のオーディションを控えて、さぁ、頑張るぞ! ってはりきっておられたのかな?(想像・・)

[17歳]・・NHK朝ドラ『てるてる家族』への出演が決まり、初主演映画『SG』の楽器練習にと、大きなお仕事を前に、ワクワクドキドキ!?しておられたのかな?(想像・・)

[18歳]・・『夏ポテト』のCMと『オレンジデイズ』で、初めてお仕事の現場でお誕生日祝いしてもらわれた樹里さん、きっとすごく嬉しかっただろうな!
『夏ポテト』は雑誌「CM NOW」で、樹里さんが自分で浴衣を選ばれたことや、風が強く撮影がたいへんで18時頃から23時頃までかかったこと、お誕生日祝いのことが紹介されていた。
『オレンジデイズ』も公式サイトで、早朝ドライが始まる前にケーキが運ばれて、妻夫木さん、成宮さん、スタッフのかたに祝ってもらわれたことが、写真付きで紹介されていた。

[19歳]・・『STMB』関係者試写会と『エンジン』撮影現場で、ともに大勢のスタッフさんや共演者に囲まれてお誕生日を祝ってもらわれた樹里さん。
『STMB』制作の「ROBOT」HPのスタッフ日誌には、ケーキの写真が載っていた。
『エンジン』DVD-BOXには、樹里さんがケーキのローソクを吹き消したり、プレゼントをもらわれたり、嬉し泣きされている様子も・・
小さい子役さんから園長先生役の原田さんまで、家族みたいな雰囲気の中で祝ってもらわれたのは、本当に嬉しかっただろうな!

[20歳]・・『情熱大陸』で紹介されたように、事務所主催の盛大なお誕生日パーティーで、本当に大勢の方達からお祝いしてもらわれた樹里さん。
嬉しさと同時に、きっと大人としての責任やこれからのお仕事に対する決意も、強く感じておられたパーティーだったのだろうなって思う。

[21歳]・・『冗談じゃない!』のリハーサルのときと、そしてこれも『情熱大陸』で紹介されたように、夜は事務所のスタッフの方達に、お誕生日を祝ってもらわれた樹里さん。
大人の1歳、って言われてたなぁ・・

そして、今日22歳!

樹里さんが17歳だった秋から、ずっと応援してきて、その頃に見た「香苗」や、留学に旅立つ「秋子」が22歳という設定だったことを思うと、なんだか本当に感慨深い・・
たくさんの時間を積み重ねて、女優として、そしてひとりの女性として、現在進行形で素敵に成長しておられる上野樹里さん。

お誕生日という節目は、樹木の年輪にたとえられるかも知れない。

里の野にしっかりと根を張り、
善い栄養をいっぱい吸収して幹を太らせ、
光に向かってまっすぐに、
上へ上へとたくましく伸びていく樹・・

上野樹里さん、お誕生日、本当におめでとうございます!

もともと、女優志望ではなかった樹里さんが、こうして女優として活躍され、多くの人たちから愛される存在となられたこと・・
それも、゛運命゛だったのかな・・?


雑誌79「ただ生きることに没頭しよう・・」 2008年05月22日

「Gyao Magazine」2008年3月号。
これも『奈緒子』に関する上野樹里さんの記事で雑誌77・78と同じ衣装。

<記事より抜粋>
・・・・
「こんなに髪を伸ばしたこともなかったので、ちょっと゛ウフッ!?゛って思いながらやっていました(笑)。髪形も役柄も、いろんな意味で新鮮でしたね」
・・・・
「・・・・奈緒子はいろんな゛電波゛を拾ってしまう繊細な役だったので、現場の空気に左右されすぎちゃうところがあって苦労しました」
・・・・
・・・・
「いつもそうなんですけど、私、自分で出演作を選んだことがないんです。そういう役者さんもいるのかもしれないけど、私にそんな自信はない。だって、やってみなきゃ分からないし、選んでしまったら自分で出会いを狭めることになるし--。作品自体、自分だけの力で作っているわけじゃないですから。だから、事務所にも゛いろんな役がやりたい゛としか言ってないですね」
・・・・
・・・・
「(走ることと演じることの)共通点は゛没頭するもの゛ということかな? 自然も動物も人間も、言ってみればみんな生きることに没頭してますよね。この作品は陸上競技を通して、シンプルに゛生きること゛を伝えているんだと思います」
・・・・
「゛生きることに意味は無い゛ってよく言われるけど、これってシンプルで力強いメッセージだと思うんです。なげやりな意味じゃなく、゛何があっても、ただ生きることに没頭しよう。どんなことがあっても、また会社や学校で頑張ろう゛って。今日失敗して傷ついても、明日また挽回しようと思えるんですよね」
・・・・
「(08年は?)うーん--どうにでもしてほしいですね(笑)。・・・・とにかく面白い作品に出演して、楽しい時間をたくさん過ごして、日々を充実させたいです」
・・・・
「この仕事って、次にどんな企画が用意されていて、どんなものができるのかまったく分からない世界なんです。・・・・逆にいま頑張っているからこそ、自分に何か新しいことを提案してくれる人たちが出てくるんだと思う。だから、私は、役者というスタンスでひたすら頑張るのみなんです!」




今の「瑠可」も゛髪形も役柄も、いろんな意味で新鮮゛!

゛奈緒子はいろんな゛電波゛を拾ってしまう繊細な役だったので、現場の空気に左右されすぎちゃうところがあって・・゛
という文章と、陸上競技つながりで、関係あるのかどうか分からないけど(汗)、何故かちょっと思い出したことがある・・

古い話になるけれど・・
『チルソクの夏』の公式サイトで配信されていたメイキングの中に(今でも見られるのかな?)、メインの4人が順番にをカチンコをリレーして!?カメラに向かってメッセージを言う、というのがあった。
5枚つづりの『チルソクの夏・特別応援前売券』(関東共通券とか関西共通券とかあり、チケット5枚は全部違う絵柄だった・・)に付いていたDVDにも、その映像が入っていたけれど・・
そのとき、樹里さん以外の3人は、すごく楽しそうにカチンコを鳴らして、ニコニコとメッセージも言われていた。
でも、樹里さんだけ「次、大事な場面なので緊張してます・・」って、本当に緊張の面持ちで言われて、カチンコはされなかった・・
大事な場面の撮影を前にして、気持ちを集中しておられたときに、メイキングの担当者からそういう注文があっても、他の3人のようにはできなかった・・のかな・・?

映画初出演だった、ということもあったのかも知れないと思うけど、もともと樹里さんご自身が、その「奈緒子」のように、周りの電波を敏感にキャッチする繊細な面を持っておられる・・のかも知れないな・・という気がする・・
(でも、ピンクレディーの歌ときや、他のシーンのメイキング、夏ロケのクランクアップなど、とっても明るくてすごく楽しそうにしておられたから、きっとシーンによるんだと思うけれど・・)

それから、ずっと前にある方から教えていただいたことも思い出した・・
『出口のない海』で、美奈子が駅のホームで並木浩二を見送るシーンのロケが深夜に行われたときのこと、エキストラの方が「樹里ちゃーん!」みたいな感じで声を掛けられたときに、マネージャーさんが飛んでこられて、「今、樹里は役に入っているので声をかけないでやってください・・」と言われたのだそう・・
翌日の始発までに撮影を終えないといけない、ということもあったと思うし、本当に大事な切ないシーンだから、樹里さんが集中してお芝居できるようにと配慮されたのだろうなぁ・・と思う・・


走ることに、演じることに、生きることに゛没頭する゛
没頭できるものがある、没頭する時間が持てる、ということの、大切さありがたさ幸せを、樹里さんは実感しておられるのだろうなぁ・・
そして、゛役者というスタンス゛でひたすらに頑張られている。
「瑠可」に没頭されている今、きっと充実した日々を過ごしておられることだろうと思う。


雑誌78「シンプルだけどそれが楽しい・・」 2008年05月20日

「VA」(TSUTAYAフリーマガジン)2008年2月号。
これも『奈緒子』に関する上野樹里さんの記事。雑誌77と同じ衣装。

<記事より抜粋>

-上野さんが演じる奈緒子は、無口だけどさまざまな感情を秘めた主人公ですね。
「ええ、いろいろなことを感じている女の子です。セリフが少ない分、私も現場でいろいろなことを感じ取ってしまって。お芝居って、カメラやスタッフさんに囲まれた゛不自然体゛じゃないですか? 集中しすぎて、かえって周囲が気になってしまうこともありました」

-古厩智之監督からは、役柄について注文や指示はあったのでしょうか?
「奈緒子はパッと見で暗く思われがちだけど、芯は強くて明るい子。決して性格が暗いわけではないので、それが表現できたらいいねと話をしました。・・・・」
・・・・
・・・・
-プライベートでTSUTAYAを利用されることはありますか?
「昨日の夜に行きましたよ。先日はスパイス・ガールズの『Greatest Hits』を買ったし、ジャズのCDも視聴してみたらよかったので買いました」

-視聴までされているとは! 映画のDVDはどうですか?
「なかなか観られないです。『マリー・アントワネット』とか、もうすぐDVDになる『ミス・ポター』も観たいんですけど」

-自分の出演した作品をDVDで観返すことってあります?
「一度は観ますけど、何度も観返すことはしません。振り返るより次、次で(笑)」

-上野さんは『のだめカンタービレ』を始め、個性的な主人公を演じることが多いですよね。そういった役の゛イメージ゛で見られるのはうれしいこと? それとも「違う自分も見てほしい」と思う?
「うれしいことですよ。私の演じた役が、それだけみんなの心に残るということでしょう。それに、私が演じなかったら、その子(キャラクター)がずっと本に閉じ込められたままじゃないですか? 私が体現することによって初めて形になる。やるからには、本に書かれていない部分も膨らませて演じてみたいですしね」

-なるほど。上野さんはすでに多くの女の子を゛形゛にしていますね。もともと゛女優゛に憧れてこの世界へ?
「まったくそのつもりはなかったです。セリフを覚えるのが難しそうだし、監督は怖そうだし(笑)。ただ、最初にオーディションを受けた時に、いろいろな人と関わることのおもしろさは感じました。その思いのまま、CMに出て、次にドラマ、映画と作品が大きくなって、気づいたら『これ、女優って言うんだよね? 』と--」

-人と関わるおもしろさ、ですか?
「はい、一緒に作品を作る人(スタッフ)がいて、それに感動しくれる人(ファン)がいる。とてもシンプルだけど、それが楽しいと思えるようになった。だから、この仕事を続けているんでしょうね」




「振り返るより次、次で」と話される樹里さん。
この取材のときは、『のだめinヨーロッパ』の撮影の只中におられたから、余計にそうだったのかも知れない・・
でもきっと、常に゛今゛演じている役のことを考えておられるんだと思う。
音楽は、撮影の移動時間とか合間にちょっと聴いたりもできるけど、映画のDVDとなると、まとまった時間が必要だし、このころは時間がとれなかったんだろうな・・

樹里さんは、演じた役のイメージで見られることを、とっても肯定的に捉えておられる。
「友子」のイメージ、「のだめ」のイメージ、「あおい」のイメージ、「瑠可」のイメージ・・
他にもたくさん・・
ずっと前の日記に書いたことがあるけれど、樹里さんは『SG』で「毎日映画コンクール新人賞」を受賞された18歳のときに、こう発言されている。

「私はアイドルじゃない。上野樹里がかわいい、ではなく、友子が面白かった、と言われたい」

脚本に文字で書かれた役が、樹里さんが演じて体現する=命を吹き込むことによって、ドラマや映画の作品の中で゛リアルに存在する人゛となる・・
樹里さんは、一緒に作る人がいて見て感動する人がいるということを、「シンプルだけど楽しい」と語られている。

樹里さんが演じられた、それぞれの役のイメージひとつひとつが、゛勲章゛のように輝いている!
そして、それはどれひとつとして同じ輝きではない。
ひとつひとつの゛勲章゛は、それぞれの輝きを放って、見る人それぞれの心の中に、イメージとして大切に残されていく・・
そしてそのイメージは、時を経たときにまた違った輝きを放つこともある・・


今『ラスト・フレンズ』の「瑠可」人気がとにかくスゴイ!
「瑠可」で上野樹里さんのファンになった、というかたも大勢おられるようだけれど、そのかたたちが例えば「奈緒子」役をどう思われるかは分からないことだけれど・・
人それぞれ好みによって、この役の樹里さんは好きだけど、この役は嫌い、というのがあっても不思議はないことだし・・

でも、「瑠可」だけではない、様々な輝きを放たれる上野樹里さんの魅力に捉えられると、容易には抜け出せないはず・・
私は「秋子&香苗」からドップリ、もうずーっと抜け出せず・・
というか、抜け出したいなんて思わないし・・
このままずっと、女優・上野樹里さんが演じられる役を通して、その魅力を十分に味わわせてもらいたいなって思う。


雑誌77「感謝のひとことにつきますね・・」 2008年05月19日

「月刊デ・ビュー」2008年2月号
『奈緒子』について上野樹里さんのインタビュー記事。
取材日は2007年11月14日・・『のだめinヨーロッパ』一次パリ・プラハロケ後とのこと。
ニットのパーカーがあったかそうでかわいい。

<記事より抜粋>
-映画『奈緒子』の脚本を読んで、一番最初に何を思いましたか?
「奈緒子をはじめとする登場人物の言葉にならない気持ちがていねいに描かれていて、心に響くいい映画だなぁと。だから、撮影に入るのが楽しみでしょうがなかったですね」

-奈緒子役は、これまで樹里ちゃんが演じてきた明るく天真爛漫なキャラクターとは正反対な印象ですが。
「古厩監督が以前に撮った『まぶだち』という映画を観て、すっごい感動したんですよ。で、この監督とならいいものが作れるんじゃないかと思って。・・・・これまでと違う役だって構えることは特になく、現場に入ったんですね」
・・・・
・・・・
-奈緒子と樹里ちゃんの共通点って何かある?
「それ、よく聞かれます(笑)。でも混ざっちゃってますから。自分の肉体を通して奈緒子という人を表現しているので、どこが似てて、どこが違うかって言われてもボーダーラインが引けない、いわゆる一心同体な感じなんです。だから、よくわからないですね」
・・・・
・・・・
-・・・・久しぶりに全力疾走した気分はどうでした?
「辛かった(笑)。最後、雄介を追って走るシーンとかも、いつ本番に行くかわからないまま山道をずっと走り続けて---もうホントにヘトヘトでした」
-演技じゃなく?
「素で、ゼイゼイ、ハァハァ言ってます」
・・・・
・・・・
-一番印象に残ったシーンは?
「・・・・奈緒子が給水所で水を手渡そうとするシーンですね」
・・・・
「ほんの一瞬の出来事なんだけど、そこに流れてるふたりの時間はすごい濃いんですよ。あと、セリフがないにもかかわらずメッセージがたくさん詰まっていて、それを映像に焼きつけるっていうかね。そこは自分的にも(完成作を)観て、改めていいシーンだなと思いました」
・・・・
-2007年を振り返ってみて、ひとことで言うとどんな年でしたか?
「きっちり<ドラマ、映画、映画、ドラマ>とやった年でした。『奈緒子』の古厩監督との出会いは、私にとってすごく大きな出会いだったし、ドラマ『冗談じゃない!』では前に少しだけお世話になった監督と再会して、今度はちゃんとお世話になることができてうれしかった思い出が。あと08年秋公開予定の映画『グーグーだって猫である』の犬童一心監督とも、映画『ジョゼと虎と魚たち』以来の出会いで、それから日本郵便の年賀状のCMを撮った監督とも---前にJTのCMでお世話になって、そのとき私と共演した猫を監督がずっと飼ってるって話を聞いたんですよ。で、゛共演したいです゛って言ったら連れて来てくれて、一緒にCMに出ることができた。それもたぶん再会だし、ドラマ『のだめカンタービレ』のメンバーとも、数ヶ月ぶりに再会できましたしね」

-再会の多い年だった?
「1回だけじゃなく、再び起用してもらえる=上野樹里として私をちゃんと見た上で役を与えてくれてるってことになると思うから。そうすると相手との関係がより深まって、ますます楽しくなりますよね」

-では、2008年はどんな年にしたいですか?
「映画がやりたい。どんな映画のどんな役かっていうのは自分では考えていないですけどね」
-具体的な希望はないの?
「だって、それは私だけの意見で決められることではないし、みんなが私に何を求めてるか、まだよくわかってないから。いつも゛決まりました、これをやりなさい゛って言われるところから始まるんで---企業秘密が多すぎますよ、この業界(笑)。だけど、わからないから楽しいっていうのはあるかな。次に自分がどうされるか常にわからないんですけど、それを不安だと思ったり、疑ったことは一度もないです」

-信頼してるんだ、スタッフを。
「感謝のひとことにつきますね。このコはこういうコだから、こういう路線の役でやっていこうとか、このコにこんな役は無理だよとかじゃなくて、いろんなタイプの役を与えてくれることがうれしいし、今回そういう様々な面を引き出してくれた古厩監督も素晴らしいなって」

-『奈緒子』と出会えてよかったですか?
「はい。奈緒子を通じて、内に秘めた強さみたいなものを表現する力が少しでも自分につくといいな、と思いながら演じていました。この映画を見てくださったみなさんが、いつもとちょっと違う私をスクリーンで発見して、そこから生きる希望や勇気や愛を感じてくださったら、うれしいですね」




2007年は樹里さんにとって再会の多い年だった、と記事にある。
(『冗談じゃない!』の土井裕泰監督は、樹里さんがほんの少しだけ出番があった『オレンジデイズ』3話のときの監督さん)

゛1回だけじゃなく、再び起用してもらえる=上野樹里として私をちゃんと見た上で役を与えてくれてるってことになると思うから゛

例えば、『翼の折れた天使たち』の若松央樹P、清水一幸Pはそのまま『のだめカンタービレ』のPだし、『ジョゼ・・』と『グーグー・・』は犬童監督だけでなく、久保田修P、小川真司Pも共通で、久保田Pは『奈緒子』のPでもある。
他にも『チルソクの夏』と『出口のない海』の佐々部清監督、『笑う大天使』の小田一生監督の『カンフーくん』と、『情熱大陸』の萩生田監督の『コドモのコドモ』にともに友情出演、というのもある。
上野樹里さんは、プロデューサーや監督から、「また一緒にやりたい!」 って思われる、 そして観る者に「また観たい!」って思わせる女優さんなんだ!

゛企業秘密が多すぎますよ、この業界(笑)。だけど、わからないから楽しいっていうのはあるかな。次に自分がどうされるか常にわからないんですけど、それを不安だと思ったり、疑ったことは一度もないです゛

「瑠可」の次もきっと決まっていて、樹里さんにはもう伝えられているのか、まだなのか・・それは我々ファンにはわからないことだけれど、でも、上野樹里さんは、作り手からもファンからも「求められている」女優である、ということは確かなこと!
「瑠可」だって思ってもみなかった役だったし、本当に゛わからないから楽しみ゛なんだな!
よくファンサイトとかで、すぐに心配する人がいらっしゃるけれど、樹里さんの゛不安だと思ったり、疑ったことは一度もないです゛っていう言葉を教えてあげたい気持ちになる・・

゛奈緒子を通じて、内に秘めた強さみたいなものを表現する力が少しでも自分につくといいな、と思いながら演じていました゛

それは、「瑠可」でも十分に証明されている。
「瑠可」の内に秘めた強さも弱さも、とまどいやもどかしさや苛立ちも、痛いほどヒシヒシと心に伝わってくるほどに表現しておられる・・


雑誌76「修行みたいなもの・・」 2008年05月16日

「SWITCH」2008年1月号
゛The Glasses at morning after ・・最新アイウエアをまとった女優・上野樹里が語る主演映画『奈緒子』について゛という記事。

<記事より抜粋>

真っ赤なベルベットのガウンに、あえてオーバーサイズでかけた黒縁のメガネ。はずしを効かせた一つ目のスタイリングは、勝ち気で活発な女の子のイメージだ。・・・・クラッシックなフォルムが印象的な仕上がりになっている。二つ目のメガネは、冬景色に似合う淡いグレーのセルフレーム。前半ではカメラの前で次々と動きや表情を変えていた上野樹里だが、今度は静かに、スタジオの白い空間に佇んでいる。彼女はその時のスタイリングやライティングの具合を考え、自分が今どんなキャラクターを演じるべきなのか、常にその答えを探しながらカメラの前に立っているのだ。
上野樹里は・・・・活発かつユーモア溢れるキャラクターを演じ、確かな演技力をテレビでも発揮してきた。しかし今回、約一年ぶりの映画出演として上野樹里が臨んだ作品「奈緒子」は、そんな゛動゛のキャラクターではなく、この日で言えばグレーのメガネをかけた゛静゛の方だった。静かな佇まいの中から、少しの動きや微妙な表情の変化で、心の移り変わりを伝えていく。そんな女性を演じている。
「ドラマではコメディタッチのものが多く、よく喋り、よく動き回るキャラクターで見られているのに、こういったキャラクターを私にやらせてもらえたことがまず嬉しいと思ったし、それに応えたいとずっと思ってました」
・・・・
「奈緒子は基本的に内向的な子だったので、台詞はそんなに多くはなかったんですが、言葉を話す時にはぜんぜん使わない部分を使っている感じがしました。プロデューサーは『奈緒子は゛リ・アクトレス゛なんだ』と言っていたのですが、要は自分から芝居をするんじゃなくて、相手の芝居を受けて反応する。私はみんなの動きや演技を見てから、芝居をする。こういう役は初めてだったので、すごく面白い体験になりました」
・・・・
「走るということは痛みでもあるんです。筋肉が痛い、息が苦しい、暑い、辛い。そういうものを肉体を通じて感じ、゛それでも---゛という気持ちがなければ限界を超えて走れない。それが生きるということだと思うんです。死んで魂だけになってしまったら、ごはんを食べなくても寝なくてもいいし、喉が渇くこともない。肉体に宿って生きるということはすごく辛いことでもあって、修行みたいなものですよね。でも、生きていて仲間がタスキをつないでくれるのなら、仲間と一緒に走っていかないと」
上野は撮影が終わると、走ってスタジオをあとにした。゛静゛を演じていても、彼女の心はいつも走っていたに違いない。



メガネの樹里さん、すごくイイ感じ!
黒縁、グレー、それぞれ写真は2カットずつ。


樹里さんは、以前にも書いたけれど、心に傷を持つ笑わない役として、過去に既に『エンジン』の「美冴」や『スロット』の「涼子」を好演されている。
だから、ファンとしては「奈緒子」という役を樹里さんが演じられることに対して、なんら疑問も不思議も持たなかったけれど・・
「奈緒子」と「美冴&涼子」との違いをあげるなら、゛寡黙゛ということになるのかな?

゛リ・アクトレス゛受けの芝居・・
映画『奈緒子』では、何箇所かに状況を説明するためのナレーションはあったけれど、いわゆる「奈緒子」の心の声としてのモノローグはなかった。
給水のシーン、ゴミ袋を捨てるシーン、雄介と並んで走るシーン・・
無言なのに、ものすごく伝わってくる・・
いや、無言だからこそ、伝わってくるのかも知れない・・
そこに、グッとこみあげてくるものを感じた・・

もしこれがTVドラマなら、アフレコでモノローグが入っていそうだけど・・
大きなスクリーンに映し出される映画で、古厩監督は「奈緒子」の表情、光る汗、足音、息遣い、そして涙・・に、゛静かに゛雄弁に物語らせようとしておられたのではないだろうか?
それに、しっかりと樹里さんは応えておられた。

今、樹里さんが演じられている『ラスト・フレンズ』の「瑠可」も、゛無言゛が雄弁に物語っているシーンが多々あって、本当に心打たれる。

(『ラスト・フレンズ』では、モノローグが多用されているけれど、それは複雑な人間模様を描いた群像劇の連続ドラマの演出として、必要不可欠なことなんだろうと思う・・)

樹里さんの無言の演技・・
18歳のときに出演された『やがて来る日のために』でも、本当に素晴らしかった。
自分の命が残り少ないと悟った恵美が、懐かしい横浜の母校やコンビニや駅を見に行くシーン・・
教室を見て回る恵美の表情、コンビニでお菓子を手にとって微笑む恵美の表情・・
恵美の心情が伝わってきて胸を打つ・・
そして駅のホームで、涙をためてたった一言「ありがとう・・」
『返信』のPVでも、樹里さんの無言の演技が、美しく透明に光り輝いていた。
涙目で振り返るシーンは、『やがて来る日のために』の駅のシーンを彷彿させる・・


また、この記事のインタビュー後半の部分は、樹里さんの愛読書、アレックス・シアラー作「青空のむこう」を連想させる・・

゛肉体に宿って生きるということはすごく辛いことでもあって、修行みたいなものですよね゛
昨日の『ラスト・フレンズ』6話・・まさにそう感じる・・
『ラスト・フレンズ』での仲間のタスキ・・
ほどこうとするたびに、離れられなくなっていく・・
本当に、どうなっていくんだろう・・


雑誌75「他のことをする気持ちは起きなかった・・」 2008年05月14日

「CREA」2007年12月号
写真のちょっとオスマシした!?上野樹里さん、まるでフランス人形のよう!
髪は『グーグー・・』ナオミのフワフワスタイルで、ブラウンのブラウスは、まるいフリルの大きな襟の縁に白いレースがついていて、ピエロの衣装のみたい。
(「瑠可」とは別人だ!)

プレゼントの生ポラ付きサイン色紙(応募したけどはずれた・・涙)の日付は2007年10月6日。
色紙の横に小さく載っている記事には・・
゛「今、ネコの映画を撮っているから、ネコと対話できるようになってきたの! 写真キレイに撮れたよ、ほら」と無邪気に写メールを見せる姿は、10代の少女のように本当にキュートでした。゛
と書かれている。


<記事より抜粋>

アニメ映画『リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?』の舞台挨拶を終え、赤ずきんちゃんファッションのまま現れた上野樹里。到着するやいなや、スタジオの前にいた猫の親子を夢中になってカメラで撮り始めた。
「知り合いのカメラマンさんから、写真を撮るように頼まれていたから。写真は好きで、長期ロケには必ずカメラを持っていくんですよ。必需品って特にないんだけど、ノートと音楽とカメラだけは持っていく。でも、いつも写真を撮るのを忘れちゃうんですよね。現場に入ると、転んでも痛みを感じないほど集中してしまうので、カメラの存在そのものが頭から消えるというか--」
今年(2007年)の夏は、駅伝をテーマに心の絆を描いた映画『奈緒子』の撮影で長崎と壱岐島に1ヶ月半ほど滞在したが、ここでも写真は撮れなかったそう。
「私が演じた奈緒子はセリフも少ないし、ほとんど笑わないし、・・・・ロケをした壱岐島は何もないところで、知り合いのいない島にきた奈緒子のように、私自身も自分と向き合う時間が多かった。だから、時間はたっぷりあっても、他のことをする気持ちは起きなかったです」
作品と向き合おうとすると、どうしても頭が働いてしまう。しかし現場では、そのときに湧き上がってくる自然な感情をありのままに表現することを心がけた。
「例えば、心配している顔を撮るにしても、暑いな~って感じてる奈緒子がいて、水を汲んでる最中に一瞬、心配している表情が入り込む。そんなふうに、自然な動きの中で感情を表現できたらいいなと思ったし、『奈緒子』はそうさせてもらえる作品でした。1年半ぶりの映画の現場だったんですけど、ドラマのように自分をハイテンポに追い込む必要がなく、自分のペースで仕事できたのが、今の私にはありがたかったですね」
・・・・
・・・・



えっと・・『グーグーだって猫である』撮影期間中の、『リトル・レッド』舞台挨拶後に、『奈緒子』についての取材を受けられたのね・・

゛知り合いのカメラマンさんから・・゛というのは、雑誌74の日記に書いた「N/S EYES ON」の野村氏のことかな?
きっとたくさんの樹里さん撮影の写真から、イギリスの写真を選ばれて「N/S EYES ON」に掲載されたのだと思う。
樹里さんが、゛転んでも痛みを感じない゛と言われているのは、「雄介、勝てー!」のシーンのことなのかな・・
かなり、痛そうに思うけど・・
゛他のことをする気持ちは起きなかった゛と樹里さんが語られているほどに、「奈緒子」と一体になっておられたんだなぁ・・
そのころの「樹里ノート」には、きっとたくさんのことが綴られているのだろうな・・

カメラを持っていって、撮影の合間に写真を撮りたくなる現場も、きっとあるだろうな・・
『冗談じゃない!』のフランスの写真は、ueno-juri.com にたくさん載せてくださってたし、『グーグー・・』のときにも、このサインポラの記事にあるように写真を撮っておられたようだし・・
作品や役のキャラクターによって、気分がまったく違ってくるんだろな。

樹里さんは、このあと怒涛の!『のだめinヨーロッパ』の撮影に入られている。
雑誌には作品の公開に合わせて掲載されるから、『のだめ』が先で『奈緒子』があとになるけど・・
『奈緒子』と、猫にあわせてゆっく~り撮影された『グーグー・・』のあとに、ゆっくりなんてしてられない!『のだめ』の撮影だったんだ・・
すごいギャップ! だっただろな・・
それで「のだめ」は、゛ギリギリまで追い込んでガッ!と出す゛というやり方で樹里さんは演じられたんだった・・

作品や役によって、現場の雰囲気も、撮影の仕方も、役の演じ方も大きく違ってくる・・



話は変わって・・ふと、思ったこと・・

私は、日本のドラマ史や映画史を語れるほど、多くの作品を見ているわけではなく、全体からしたらほんのわずかな作品しか見ていないから、何が最高傑作かなんて、皆目分からないのだけれど・・

上野樹里さんの出演作品なら、映画は全作品、公開時に映画館で見ているし、ドラマは「てるてる家族」以降はすべてリアルタイムで見ていて、「生存」は別の機会に見せていただけて、見ていないのは「お義母さんといっしょ」だけなので、一応語ることはできる・・
今はDVDというスグレモノ!があるから、あとからファンになっても、DVDが出ていない1部を除いて、ほとんどの作品を見ることができる。
でも、その中で最高傑作はというと、なかなか選ぶのは難しい・・
見る人によっても、当然違ってくると思うし・・
私はちょっとひとつには絞れない・・かな・・

昨日の日記に書いた深津絵里さんについては、出演作のうち見ていない作品のほうがはるかに多いし、わざわざDVDをレンタルしたり買ってまでとは思っていないので、あくまで自分が見た中でという限定条件でしか語れない。

私はファンとして、ずっと上野樹里さんのことを、日記にいろいろと書かせてもらっている。
でも、もちろん直接樹里さんとお話したことはないし、雑誌の記事についても、全部を書き出すと無断転載になってしまうので(記事にも画像や動画と同様に著作権があるから・・画像の無断転載は今や野放し状態!?だけど・・本来それはいけないことだという認識がまったくない人が多いんだと思う・・)、出典を明らかにして、抜粋引用ということで書き出させてもらっているけれど・・
どこをどう抜粋するかは私の独断と偏見に基づいているし、元の記事だって、取材されたかたの主観が当然その中に含まれている。
だから、樹里さんのことを、私はすごくたくさんいろいろと知ってる! っていうふうには思っていないし、思ってはいけないことだと感じる。
あくまで間接的に、雑誌の記事やテレビのインタビューなどから、樹里さんの人となりについて゛うかがい知れる゛だけ・・
それを踏まえたうえで、樹里さんについて、樹里さんが出演された作品や役について、いっぱい語れるということは、ファンとして本当に楽しい、嬉しい、ありがたいことだなって感じながら、これからも日記を書いていけたらないいな、って思う・・


雑誌74「凝縮された思いや時間をそこに感じ取る・・」 2008年05月07日

「N/S EYES ON」2007年12月発行の、写真家・野村誠一氏の責任編集によるフォトカルチャー誌創刊号。
1500円もするけど、樹里さん以外のページも含めて、とても見応え&読み応えがある。
上野樹里さんは、第2特集の「ニッポン ノ ジョユウ ガ トル」の最初に掲載されている。
まず、見開きの野村氏撮影による樹里さんのモノクロのポートレート、特に左ページの樹里さんの瞳がとてもきれいで、惹きこまれる。
そのあと、樹里さん撮影のイギリスでの写真とインタビュー記事が、計10ページに渡り掲載されている。
記事を書かれたのは長谷川晶一氏。


<樹里さんの記事より抜粋>

・・・・
彼女に尋ねたのは、「あなたにとっての゛いい写真゛とは?」という質問だった。静かな間があって、彼女は口を開いた。
「---私の好きな音楽って、一回聞いたら飽きるようなものじゃないんです---」
「いい写真」を語るのに、上野樹里は「好きな音楽」について話し始めた。
「---私の好きな音楽は、何回聴いても、自分がどんな状態でも、゛いいな゛と思えるもの。それが、私にとっての゛いい音楽゛。それは写真についても同じです」
・・・・
「だから、いい写真っていうのも、゛こういうふうにも見える゛とか、゛こういうふうに感じられる゛とか、その一枚にいろいろな思いが込められていて、それをいろいろな人が見て、いろいろなふうに感じられるものだと思います」
・・・・

2007年1月末から2月にかけ、彼女はロンドンに旅行した。
現地には、二台のカメラを持っていった。普段から使用している愛用のデジタルカメラと、そしてもう一台は、亡くなった祖父の形見のカメラ。この旅行の直前、ガンを患っていた祖父が亡くなった。祖父の死後、上野樹里は主のいなくなった部屋に行き、思い出に浸っていた。そこで見つけたのが、「FUJICA Half」という一台の古ぼけたカメラだった。
「何かおじいちゃんの形見が欲しいなぁと思って、勝手に部屋に入って、いろいろと物色していたんです(笑)。そうして見つけたのがこのカメラだったんです」
・・・・
・・・・きちんと写るかどうかは問題ではなかった。そこに、いちばんの祖父の゛匂い゛が感じられたからなのかもしれない。「せっかく形見をもらうのなら、いちばん古いカメラを大切にしよう」と、彼女は考えたのだった。そして、ロンドン行きの荷物の中に、このカメラを静かにしのばせた。
「何でか分からないけど、このカメラは、ロンドンに持っていきたかったんです。きっと、たとえ撮れなくてもいいから、私の肉眼を通して、おじいちゃんのカメラで代わりにロンドンの街並みを見せようと思ったんでしょうね」
・・・・
・・・・
自分の肉眼と、形見のカメラで、祖父にロンドン旅行を満喫させること。それが彼女にとっての、このロンドン旅行の目的のひとつでもあり、その思いは十分満たされていた。帰国の途に着き、しばらくして、このカメラで撮ったフィルムを現像してみる。すると、何の問題もなく、思い出深いロンドンの街並みが、映し出されていた。
・・・・
・・・・
上野樹里と「写真」との間に、濃密で、そして静謐な時間が流れる。
「絵を描くこと、音楽を聴くこと、奏でること、そして写真を撮ること---そんな瞬間に私は癒されるんです」
・・・・
・・・・長崎の街並みで撮った写真には、グロテスクな毛虫が写し出されていた。
「これ、超キモいでしょ(笑)。゛気持ち悪く撮ろう゛と思ったので、写真的には大成功です」
この写真から想起したのだろう。小学校時代の理科の授業で蝶の幼虫を育てたこと、けれども成長したのに自分の幼虫だけハチになったこと、あれは寄生虫だったのか今も謎のままなこと---。一枚の写真から、上野樹里のイマジネーションは際限なく広がっていく。
彼女は実に楽しそうに、「なぜ、撮ろうと思ったのか」、そして「撮影時のエピソード」を丁寧に解説する。そこには、上野樹里の「思い」と「言葉」が、あふれている。
「凝縮された思いや時間を、そこに感じ取ることができたら、それが゛いい写真゛なんだと私は思います」
・・・・
08年公開予定の映画『奈緒子』・・・・陸上部監督が印象的なセリフを吐くという。
「オレは、雲になっていつまでもお前たちを見ていたい---」
このセリフに、上野樹里は自分の祖父の姿を重ね合わせた。・・・・
・・・・



この雑誌の写真と記事を見て、あらためてNHKドキュメンタリー『輝く女』での樹里さんの姿を思い描くと、なおいっそう感慨深く思える・・

「凝縮された思いや時間を、そこに感じ取ることができたら、それが゛いい写真゛なんだと私は思います」
という樹里さんの言葉・・
私は、樹里さんの演技から「凝縮された思いや時間」を感じ取り、感銘を受ける。
だから、それは「いい演技、いい芝居」だということ・・


樹里さんはもちろん、プロの写真家ではない。
けれども樹里さんが撮影された写真に、あるいは樹里さんが描かれた絵に、樹里さんの感性や思いが反映されていて、それを感じ取ることができる・・
それがファンとして本当に嬉しい!

ライターの長谷川さんが、ちょっと羨ましいな・・
だって、すごく楽しそうに話が弾む様子が、記事を読んで目に浮かぶようなんだもん・・
でも、写真家やライター、またはヘアメイク、スタイリスト・・という職業は、なかなかそう簡単にはなれないんだろうな・・
『ラスト・フレンズ』のタケルも、まだヘアメイクだけでは食べていけないから、バーでアルバイトをしてる、という設定だし・・
なんちゃってフリーライター、とかじゃなく(笑)、プロとしてきちんと収入を得ておられる、そういったスペシャリストの方達の職業は、やはり本当に才能がある、限られた人だけが継続して活躍していける厳しい世界なんだろうなと思う。
もちろん、プロの「役者」というスペシャリストや、音楽系のアーティストのかたも・・

先日、樹里さんが『じーじのえてがみ展』のレセプションで挨拶された様子が報道されていた。
展覧会に行かれた方のmixiの日記を読ませていただいたら、樹里さんの「じーじのえてがみ」の歌が、会場に流れていたそう・・
いいなぁ、私も樹里さんの歌声を聞きながら、実物の「えてがみ」を見てみたいな・・
会場の「高島屋」って「二子玉川」ってとこにあるらしいけど・・
ん? 何かで聞いたことあるな、って考えてたら、樹里さんの写真集のトークイベントで爆笑だったんだ!って思い出した。
もちろん、私はイベントには参加してなくて、アミューズの「muute」で有料動画配信されたので見たんだけど、樹里さんが確か「二子玉川」の上流が「奥多摩」とか言われて・・(笑)
私は関西人だから、なんでそんなに大爆笑! なのかまったく分からないけど、きっと、かなりとんちんかんな!?土地感覚だった・・のかな?
関西にも「高島屋」があるから、『じーじのえてがみ展』、巡回してこないかな・・


樹里さんは、女優さんであって歌手ではない・・
でも、その女優・上野樹里さんが歌われている「おなら体操」と、「リトル・レッド」の歌と、「じーじのえてがみ」を聴き比べてみると、全部、声の出し方も歌い方も違っている。
のだめとして、レッドとして、少年として、歌っておられることがよく分かる。
歌手としてスペシャリストではないけれど、歌でもちゃんとプロフェッショナルなお仕事をしておられる。
それが本当に素敵だと思うし、女優・上野樹里さんが歌う意味が、そこにこそあるんだろうなと思う。


上野樹里さんとは、
凝縮された思いや時間をそこに感じ取ることができるような、
素晴らしいお芝居を見せてくださる、
素敵な感性と才能にあふれた、
プロフェショナルでスペシャルな女優さん!

久しぶりに『輝く女』が見たくなったな・・

(「N/S EYES ON」の中に、野村氏の撮影による、日本のいろんな場所でいろんな人がジャンプしてるところを捉えた作品のコーナーがあるのだけれど、是非この中に「スウィングガールズ」の「ジャンピング! 友子」を加えていただきたい! って思った!?・・)


雑誌73「CMでもいい監督と出会ってきた・・」 2008年04月30日

「C&B(キューテイー&ビューティー)まるごと1冊CM美女」2007年12月発行
上野樹里さんのCMに関する記事を書いておられるのは、「Invitation」でもしばしば樹里さんの記事を書かれているライターの高倉文紀さん。
タイトル通り、CMに出演している女優(タレント、モデル)のグラビアと記事がたくさん掲載されている雑誌。
この雑誌は男性向けなんだと思うし、私は樹里さん以外の人には特に興味はないし、封入されているDVDも樹里さんは映ってないので開封すらせず・・でも、樹里さんの記事と写真はとてもいい!


<上野樹里さんの記事より抜粋>

先日、映画「奈緒子」の撮影がクランクアップしました。すごく深いところで、自分がしっかり作品とつながっていて、それが画面に映ったと思います。それは役になじんでいて、自分がリラックスしていて、まわりの監督やスタッフを信頼して、心を開いてないとできないことだから、その時間が終わってしまうのが、さみしかったです。
映画もCMも線路がないところをあるかのように作っていくわけなので、スタッフを信頼していて、身を任せることができると、いい作品になると思います。全部を自分でやろうとしたら、器用にこなすだけになってしまうから。
監督と接しているときって、お互いが何を考えているか、見せ合いじゃないですか。私の目標としては、監督に言われる前に、次に何を指示したいのかを感じることができて、頭の中で理解するというより感覚で分かって、演技ができたらいいなと思います。だから私は見た目じゃなくて、内面に敏感な人でいたい。
・・・・
・・・・
映画・ドラマで演技してきた彼女にとって、CMでの演技は、それらとはどのように違うのだろう。
「CMは、商品が命なんです。でも、監督や役者は作品が命なので、その両者の間に考え方の違いがあるときも、ちゃんと闘ってくれる監督がうれしい。何を作りたいのかというのが、ひとつの方向を向いていて、みんなでアイディアを出して、ふくらませて、クライアントさんに、こういうのはどうですか? って、ぶつけていくことができる監督やスタッフさんたちと、お仕事がしたいです。幸いなことに私は今まで、CMでも、いい監督と出会ってきたと思います」
自らが出演する、映画・ドラマ・CMを、いい作品にしようと、いつでも全力投球している彼女ならではの言葉だ。ここに、彼女が多くのクライアント(企業)からCM出演依頼を集めている理由がある。上野樹里なら、CMの作り手が思い描く以上のものにしてくれるはず---。その期待感が高いのだろう。
・・・・
・・・・撮影当時のエピソードなどを聞いてみた。

☆オリックス生命・医療保険CURE「ホワイトハート」篇

「フルーチェ」の2回目のときにもお世話になった監督(田渕雄太氏)です。すごくやさしくて、しゃべりかたもフワフワした監督で、撮影に使われたセットもフワフワしていて。・・・・映画は日常の場所でロケをすることが多いから、このCMのように、日常じゃない世界の中で、空間を楽しむことだけに集中するというのが、CMならではですね」

☆大塚製薬ファイブミニ「新野菜」篇

「ライフカードのCMを撮った監督(関口現氏)で、きっと面白い人なんだろうなと思っていたら、ファイブミニにもレタモンっていう不思議な野菜が出てきて、ライフカードと笑いのセンスが通じるものがあるなあと思いました。監督のお気に入り作品のひとつになればいいなと思って、やっていました。・・・・」
・・・・
・・・・
はじめてのCM撮影のときのことを今でも覚えてますかと彼女に聞くと、よく覚えてますよ、と答えた。
「ダノンヨーグルトのCMです。前の日まで、せりふをめちゃくちゃ練習しました。今でも全部覚えていて、言えます」
そう言って、彼女は実際にその場で、CMのせりふをすらすらと再現してくれたので、ちょっと驚いた。
「スタジオのセットを見るのもはじめてのことで、家が半分しかないんだなあ、って思った(笑)・・・・」
初期の出演CMでは、JTの企業広告「MEET YOUR DELITE」も、印象的だった。・・・・映画のような作りの作品で、そこでの彼女の演技は、その後の映画での活躍を予感させた。
「監督の色で作っていて、楽しかったです。・・・・またこのときの監督と、もう一度お仕事ができることになったので、あれからドラマや映画にいろいろ出て、今の私の演技を見て、どう思うかな。最初のころのCMは、こういう仕事にほとんど触れたことのない自分で、カメラのことを何もわからなかったからこそ、逆に自然な自分が映像になっていたかもしれない。今の自分では負けちゃうところがあるような。でも、今の自分には、積み重ねてきたものがあるから、って思います」
・・・・
・・・・CMには、その人の素の魅力がよく出るものだ。彼女が出演している、それぞれのCMのイメージをつなぎあわせたとき、まっすぐで、ナイーブで、どんなときでも一生懸命な、上野樹里というひとりの女の子の魅力が、鮮やかに浮かび上がってくる。




CMの初オーディションは、ケンタッキーフライドキチンで、美味しそうに食べたらいいんだ、と思ってたくさんほおばりすぎて!?せりふが言いづらくなってしまって!?、結果は不合格だった・・っていうエピソードがあるようだけど・・
なんとなく、目に浮かぶよう・・

ダノンヨーグルトのCMのせりふ・・
本当はせりふではなくて、ナレーションなんだけど・・
肩近くまで長い髪の15歳の樹里さんが、冷蔵庫を開けて(「亀は意外と速く泳ぐ」のスズメみたいに・・)ヨーグルトを取り出す・・

「ダノンヨーグルトを食べると、
 おいしくって、
 体が、元気が、
 うれしくって、
 ダノンだけの乳酸菌が生きている、
 元気いっぱいヨーグルト、
 ダノンヨーグルト! 」

はりきって一生懸命練習されている樹里さんが、また目に浮かぶよう・・

JTのCMは1分×6回の連続ドラマとも言えるから、実質的には樹里さんの初主演。
JTのCMサイトに、その家族の家の間取り図や、各話のストーリーの画像が載っていたのを覚えている。
記事で話されている同じ監督さんが撮られたCMは、年賀状のCMらしい。
そこに出てきた猫ちゃんは、JTのCMにも出てきた猫゛おしん゛とのこと。
おしんは小さな子猫だったけど、大きくなったんだな!
監督さんが飼われている猫で、樹里さんが会いたいと言われたら連れてこられて、またCMで共演!
そういう微笑ましいエピソードでも、樹里さんが「CMでもいい監督と出会ってきた」と言われていることがうなづける。

クレアラシルは「私のほうがきれいだもん!」っていうのとは別バージョンのがある。
外から帰ってきて「ただいまー、暑ーい!」って顔を洗ってタオルを手に取ったら、タオルじゃなくてお父さんのブリーフ! 「ギャー!!!」(爆)
こっちのほうで演技のオーディションがあり、見事合格されたとのこと。

゛スタッフを信頼していて、身を任せることができると、いい作品になると思います゛
そう語っておられる、CMモデルから女優への道を歩まれた樹里さん。
いい監督さんのもとで、樹里さんらしいCMに出演されていたら、本数とかにはこだわる必要はないと思う。
CM女王になる必要なんてないし・・
これからも、そんなCMに出演してほしいし、きっとそうしていかれると思う。
私は、JTとか、J-PHONEとか、夏ポテトとか、どうぶつの森とか、年賀状の、自然な感じのが好きだな・・
でも、明るく元気なのや、ちょっととぼけた感じのや、いろんなタイプのCMがあってバラエティーに富んでいるところが楽しい!
映画も、ドラマも、CMも、゛映像゛というくくりでは共通しているけれど、それぞれにそれぞれの別の良さや面白さがあるのだろうな・・って思う。


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